(2)収入と支出及び貯蓄の状況を確認しましょう。
ライフイベントを実行するためには、お金が必要です。まずは、今の収入と支出を算出し、貯蓄の推移を確認します。
収入に関しては、毎年の昇給率やボーナスを多く見込むことはやめましょう。
当事務所によるライフプラン表の作成により、現状を把握していただくことで現実を見つめましょう。
(3)状況の変化に応じたライフプランの見直しを考えましょう。
人事異動やリストラ等自分の仕事の変化や配偶者の病気や出産等による予定していた収入の減少も考えられます。
そのためには前もってスキルアップや医療保険等に加入することも必要となります。また、予定していたライフイベン
トの見直しもせざるを得ないことになることもあります。
一度作成したプランも必要に応じて見直すことが必要ですね。
プランの変更に伴う見直しも当事務所にてご提案させていただきます。
2.リタイアメントプランニングについて
(1)リタイア後の生き方は、それぞれの人が何を求めるかが重要になります。
多くの企業では60歳で定年となり、その後65歳まで何らかの就業形態で働くことが出来ます。生涯現役を貫く人、健康
や社会とのつながりを求めて仕事をする人、または、定年を待たずに起業することも選択肢となります。やりたいことや
やり残したことを50歳を超えたら何らかの希望や意思の確認をしたいものです。仕事をしない場合は年金や貯蓄の取り崩
しにより無理がないかどうかも考えることが必要となります。
(2)自分の健康や親の介護等についても前もって考えておくことも必要となります。
健康は人により個人差がありますが、健康寿命のこともよく取り上げられておりますので考えておきたいことの一つで
す。また、親の介護もいつ始まるか分からないこともありますので、前もって親の希望を良く聞いて、その中には葬式や
お墓のことも確認しておくとよいと思います。最後のお務め(親孝行)を考えておかないと老老介護となり、自分のやり
たいこともできなくなります。
自分の意思をエンディングノート等を活用し残しておきましょう。
(3)働く場合は、フルタイムにこだわらずアルバイト・パート勤務等、生活や体力を考え決めましょう。
これからストレスを貯めこむような働き方は望ましくありません。ハローワークで職探しをしたり、シルバー人材センタ
ーに登録するとか知人の会社でお手伝いすることもOKです。
下図の従来と今後の人生の放物線を参考にしてください。